3月13日 まぼろしの2
嶋津シスターズ妹「お姉さん、私おなかがいっぱいすぎてもう歩けないわ」
嶋津シスターズ姉「私もよ。せんべい汁、つい食べ過ぎたわね。意識が朦朧としてきたわ。どこかに寒さをしのげて休める箱のようなものがあるといいんだけれど...はっ!あれはもしかして!」
姉「ほら!前を見て!」
妹「お姉さん!あれってもしかして!」
姉「間違いないわ!こけし館の実演ロクロの調子が悪い時にだけ姿を現すという!」
姉妹「幻の箱」
姉妹「ムッチーの裕次郎BOX!!!」
妹「は〜、この箱が見れるなんてなんだか夢みたいだわ」
姉「ロクロが壊れるのもたまにはいいものね。ロクロの神様、ありがとうございます。」
本日のこけし
ともに津軽系 嶋津誠一工人 5寸 2630円
本日のまぼろし
津軽系 阿保六知秀工人の裕次郎BOX(非売品)
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みなさま、こんばんは。
どうですか!このすばらしい箱!
私はすっかりテンションが上がってしまいました。
去る週末、こけし館の実演でいつも使っている轆轤の調子が悪くなってしまい
日曜日の実演担当であった阿保六知秀工人も轆轤を使った作業ではなく
絵付け作業に集中するために、
いつもの道具より絵付けの道具をたくさん携えてやってきたのです。
その絵付け道具が入っていたのがこの箱でして、
初めて見た私は感動を持って即気に入ってしまったのでした。
だってなんて素敵なんでしょう!この箱!
このセンス!そしてこの手仕事!
ちなみに中もかわいいのです。
ジャジャーン。
わんちゃん!ねこちゃん!
にやにやが止まりません。
六知秀工人曰く、士気を高めるために好きなものを詰め込んだものだそうで、
いいですよね、うふふ。
ちなみに六知秀工人、黒石の裕次郎を愛する会の会員だそうです!
いいですよね、うふふふふ。
そして2回にわたってご出演いただいた嶋津シスターズ。
前回は私自身せんべい汁に気を取られすぎていて言及しなかったのですが
この完全に何かに魅せられちゃってる顔!いいですよね。
大好きです。うふふ。
今日はおまけに私的お知らせをひとつさせてください。
現在、東京は渋谷PARCOパート1にあるロゴスギャラリーで開催中の
約100人のブックカバー展
という企画展に私石川も参加させていただいています。
自分が思い描く架空の本屋さんのブックカバーの展覧会なのですが
密かに応募していたものが採用されました。
その名も「津軽こけし書房」です!
ブックカバーは実際に購入も可能で、
プロアマ問わず100点以上の素敵なブックカバーがずらっと並ぶ展示は
見応えがある素敵なものになっているようです。
お近くにお寄りの際にはちょっと覗いて
見つけたら笑っていただけると幸いです。
わざわざ足をお運び頂き、ありがとうございます。
きっと書店好きには少なからず古風なものを好む傾向があるのかもしれません。そんな私も都内で元書店員でした。
あのように展示されると自分の未熟さがあらわになりますね。
もっと勉強します。