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11月5日 はじまり

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「伝承工芸館から、秋風が冷たい中、大きな荷物&色々なモノを運び込んで・・・・・」


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「8年前の平成20年11月。ヤマダは津軽こけし館の責任者として動きだしました。」


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「その時も確か、紅葉がキレイで落ち葉でジュータンが出来てた頃だったっけなぁ・・・♪」



~本日のこけし~
津軽系 阿保六知秀工人
3寸本人型こけし 1,300円










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先日の高円寺フェス。
沢山のお客様のご来場本当にありがとうございました!

トークイベント参加してくれたお客様覚えているかな・・・?
阿保六知秀工人がトークの時に師匠である佐藤善二さんの話しになった時に喋っていた最近青森の地元紙東奥日報という新聞記事に掲載したお話し・・・。
トークイベント中に、今度津軽こけし館のブログで紹介します!的な事をノリで言ってしまったので今日はそちらの記事を紹介したいと思ってます!


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戦後間もない1947年(昭和22年)に開校した黒石市東部の東英中と北部の六郷中が来春、70年の歴史に幕を閉じ黒石中と統合になる。

多くの学友と共に将来の夢を描いた「おらほの学校」が姿を消すことに卒業生は「残念」と寂しさをにじませた。

~最高の師匠に出会った場所~

東英中OBで同市花巻のこけし工人、阿保六知秀さん(66歳)が半世紀以上前の記憶をたどった。
65(同40)年秋、阿保さんは進路を定める時期に差し掛かっていた。思い描いていたのは8歳の時に亡くした父と同じ大工。

元々手先が器用で物作りが性に合っていた。

そんな折、学区内にある温湯地区のこけし工人の後継者育成と産業教育の一環として、黒石市が同校に3台のろくろを寄贈した。

指導役を、こけし工人だった佐藤善二さんが務めた。

「とにかく面白かった」。

阿保さんは先生からいつも「遅くなったから帰れ」と言われるまで、ろくろに向かった。

そんな阿保さんの姿を目にした佐藤さんは年明けに声をかけてきた。
「おれのところに(弟子として)来ないか」
何度も阿保家に足を運んで勧誘する佐藤さんの熱意に根負けするかたちで弟子入りを決断。

阿保さんにとっての「挑戦」が始まった。

阿保さんは佐藤さんの下で12年の弟子生活を経て28歳で独立。
その後も研さんを積み、全日本こけしコンクールで最高賞の内閣総理大臣賞をにも輝いた。

今は津軽こけし工人会の会長として、多忙な日々を送る傍ら、後進の指導に力を入れる。

「ひょんなことがきっかけで変わるのが人生。私にとって東英中での師匠との出会いだった」と語る阿保さん。

「東英中の人間という誇りを心の隅に置きながら、チャレンジの心を忘れないでほしい」と後輩への思いを語った。


東奥日報 2016年10月19日記事より抜粋

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実は今年の工人フェスの初日、東英中学校の閉校式典が行われており、地元で色々な会の役職になっている六知秀工人、なおかつOBとして卒業した後も中学校の活動を支援していた六知秀工人そちらの閉校式典にも参加せねばいけず、工人フェス参加はするけど、会場には居なく式典の方に出なきゃいけないとも考えたのですが、迷った結果工人フェス会場にて全国から来るこけしファンの方の対応をしてくれておりました。

きっと複雑な心境で選んでくれたんだろうな・・・。

思い入れのある学校が無くなってしまう事。
昨年10月金ちゃんやお母さんが亡くなった事。
そういった事が重なり六知秀工人、高円寺のトークイベント冒頭で10月は別れの季節と言っておりました。


別れの季節といえば、先日、高円寺から戻ってきた後、津軽こけし館でも大変お世話になった石井信明工人がお亡くなりになったと聞きました。
高円寺フェスに持って行った石井さんの作品、おそらく最後に作った作品じゃないかな・・・と思っております。
お買い上げ頂いた方ぜひ大事にしてくれればと思っております。
そして、楽しい作品沢山製作してくれた石井さん、本当に残念で寂しいです。。。。
この場を借りて御礼とご冥福お祈りしたいと思っております。本当にありがとうございました。



高円寺フェス。

沢山の方が来てくれて、移動時間も長かったことからお互いバタバタして最近あんまりゆっくりお話ししていなかった六知秀工人とも沢山お話し出来ました。

そして、期間中新しい出会いもあったし、久しぶりに会ったお客さんやいつも手伝ってくれるスタッフの方とも沢山おしゃべりしました。

おしゃべりの中で「どうやってこけし知ったんですか~?」とか「なんで興味持ったんでしたっけ?」とか「〇〇さんと仲良いけど、どういう経緯で会ったんでしたっけ?」とか聞いていくと、何人かのお客さんから、津軽こけし館とか、津軽こけし館のスタッフとか、工人フェスとかこけし絵日記のキーワードが出てきました。

そうか、久しぶりに会ったんでどういう経緯で仲良くなっていったか忘れ気味になってたけど、自分だったり、津軽こけし館がキッカケになって、輪が広がった人達だったんだ・・・と、改めて認識しました。そうか、そうだったなぁ・・・と(笑)

色んな人の話しや、色んな状況を見て、泣いて笑って考えて、文句言われて、褒められて、我慢もして、背負って、聞かれて、言えなくて、決められて、動いて、動かなきゃいけない環境になって、そして出会いや別れの繰り返し。
頭の中には想いが詰まりまくっており、パンクしそうになった事もあります。
で、“あぁぁぁぁぁぁぁぁ(汗)” となっても、横向いたり後ろ向いたりすると応援してくれている人達の姿がぼんやり浮かんで、頑張らなきゃな・・・とまた頑張ってます。

改めて、津軽こけし館、此処に想いがある方がいる限り、自分は何とか見てきた事、聞いてきた事、感じてきた事、長く居る分何とか自分が元気なうちは守っていきたいと思いました。
秋は別れの時期と六知秀工人言っておりましたが、付け加えさせてもらい・・・

で!あるのであれば同時に新たに動き出さなきゃいけない時期、はじまりでもあると改めて思いました!

そんな想いをお土産に持ち帰った高円寺フェスでした。
始めて県外に出張販売に行った場所が高円寺、あの場所に行くと何でか行った後に必ず何かしんみり考える事が多い・・・・(汗)

ポケこけ、馬の絵画展、鳴子こけし祭、ジョイフル2出店、こけし探偵、中古オークション展、工人フェスに雑貨展、りんごギフトに高円寺フェス。
怒涛の8月、9月、10月だった・・・・(汗)
何とか詰まりまくっていたイベント系も数日間はひと段落・・・(汗)
ちょっぴり休んで、また次の事頑張ります!

改めてですが、高円寺フェスに遊びに来てくれたお客様、実行委員会の方、お手伝いして頂いたスタッフの皆様、一緒に盛り上げた出展者の皆様、六知秀工人始め製作頑張ってくれた工人さん達、本当にありがとうございました!
来年度、何度も来て頂いている方にはもちろんの事、今回のフェスで初めての1本を手に取った方に次なる出会いを!そして、来年またMY FIRST KOKESHI 
初めての1本を手に取ってくれるお客様を呼び込みます!


ではまた~!!!
by tsugarukokeshi | 2016-11-05 19:52 | ヤマダ絵日記 | Comments(0)