津軽系 阿保六知秀工人作
縄文津軽こけし
皆様こんにちは!
青森県では2021年夏、三内丸山遺跡をはじめとする北海道・北東北縄文遺跡群の世界文化遺産登録が間近に迫っております!
そんな世界遺産登録を見据えて津軽系 阿保六知秀工人が同じく青森県の魅力でもある津軽系こけしと縄文をコラボさせた新作を製作開始しましたのでご紹介です!
*************************
【作品内容】
作者:津軽系こけし工人 阿保 六知秀/あぼ むちひで(71歳)
種類とサイズ:全4種
4寸縄文津軽こけし(赤/女性風/カエデ材) 3,300円
4寸縄文津軽こけし(黒/男性風/サクラ材) 3,300円
3寸縄文津軽こけし(赤/女性風/カエデ材) 2,200円
3寸縄文津軽こけし(黒/男性風/サクラ材) 2,200円
※4寸=高さ約12cm / 3寸=高さ約9cm
【製作エピソード】
まもなく登録予定の北海道・北東北の縄文遺跡群。
そんな縄文文化ですが、津軽系こけしにも縁があるのご存じでしょうか?
津軽系こけしは故 盛秀太郎が創案し製作が始まったとされており、その特徴はオカッパ頭や、牡丹の花、ダルマ絵の絵などが描かれるのが特徴ですが、その内の特徴の一つ、体の一部に描かれる独特の柄模様は「アイヌ模様」と呼ばれています!
アイヌと聞くと、北海道をイメージする方が多いと思いますが、アイヌ民族は北東北の一部でも生活されていたとされており、こけしに描かれるアイヌ模様は牡丹と合わせねぶたの高覧(台座)に描かれていた柄を取り入れられたなど諸説ありますが、縄文遺跡群が数多くある背景も裏付けてますが、縄文土器や遮光器土偶に描かれている柄と類似している部分があり、縄文時代から受け継がれてきた柄を取り入れて製作したという説もあります!
そして、北海道には今から約1,400年から800年前擦文(さつもん)文化という独自の文化がありました。
擦文文化は、四角い竪穴住居に住み、雑穀栽培を行うなど、本州の暮らし方を取り入れつつも、住居の中では伝統的な囲炉裏を使い、水田は作らない、といったきた北の大地の地域性が強く表れた文化でした。
その時代、既に本州では食べ物の煮炊きに使われた土器には模様を付けなくなりますが、擦文土器には縄文時代と同じように豊かな装飾が施され、模様の持つ意味も本州に住む人たちに比べて色濃く残り人々に受け継がれていたとされています!
北海道と北東北はアイヌ、そしてアイヌの文化には縄文時代からの文化が色濃く残っており、当初創案した盛秀太郎が何を考えてこの独特な模様を描いたかはわかりませんが、悠久の時を超えて縄文時代からの柄が津軽こけしにも受け継がれているのではとも言われております!
そのような背景がある中で、今現在、北海道・北東北の縄文遺跡群の世界遺産認定も間際との事で、より青森県の魅力を大勢の人に広めようと、縄文時代風にアレンジした柄などを取り入れつつ、津軽系こけしの特徴や技法を取り入れつつ阿保六知秀工人が今回の作品を製作致しました!
頭は青森県が誇る特産品のりんごを取り入れたりんご型、おでこの部分には遮光器土偶風の目をゴーグルのように描き、津軽系こけしの特徴である牡丹と、普段から描いているアイヌ模様を阿保工人の方でイメージでする縄文柄により近い感じで仕上げて製作しました!
そして、女性は美しく!津軽系こけしに使われる木肌が白いイタヤカエデを材料俊使用し、
男性は力強く、より縄文や土器のイメージに近いようにと木目が色濃く色が茶色のサクラの木を使って作っております!
津軽こけし館で本日から店頭でも販売ならびに販売予約受付しておりますので皆様ぜひお家に飾って下さいませ!
【ご注文方法】
【ご注文方法】
下記連絡先に必要事項をお書き添えの上ご連絡下さい。
【連絡先】
①メール:kokeshi_tsuhan@yahoo.co.jp
※メールでのご注文の方は他の津軽こけし館アドレスをご存じの場合でも上記アドレスにご連絡下さい。
②FAX :0172‐54‐8250
※③電話:0172-54-8181
※少ない人数で営業しているので、出来ればメール/FAXでご注文連絡下さい。
【必要事項(メールやFAXに記載下さい)】
『縄文津軽こけし注文(ご自身の名前) 』 という件名で
文面には、発送先もしくはご注文者の…
A、お名前
B、郵便番号
C、住所
D、電話番号 ※FAXでご注文の方は返信もFAXで行ないますので、FAX番号もお書き添え下さい
E、希望の商品の名前 と必要数
例:阿保六知秀工人作 4寸縄文津軽こけし(赤/女性風)×1
阿保六知秀工人作 4寸縄文津軽こけし(黒/男性風)×1 という形でご記入ください。
F、お支払/発送引き渡し方法
1、(発送)郵便振込 2、(発送)代金引換払 3、(現地引き取り)現金支払い のいずれか からお選び下さい
G、その他
何かありましたらお書き添え下さい。
上記内容で、ご注文頂ければ当館スタッフから送料含めた料金や振込み先、その他引き渡し時期などに関してメールまたはFAX返信にてご連絡致します。
【ご注意事項】
7月19日(月)現在、ご注文頂いた方には3日~4日中に引き渡し出来る予定ですが、注文数が多くなってきた場合、おおよその完成時期を連絡のうえ出来上がり次第の引き渡しとなります。
皆様どうぞよろしくお願い致します!!!!
最後に・・・
実は2010年頃にも、「縄文」を意識して盛り上げようと思っていた津軽こけし館&阿保六知秀工人。
館内のBGMは、自然や文化を紹介するドキュメンタリー番組等でも良く使われていた、縄文語をイメージして作られたという姫神の「神々の唄」を流して縄文と津軽こけしの繋がりを来た方に少し意識させつつ、話のタネなんかにして・・・。
さらには、上記のような縄文こけしを作って「縄文」と「こけし」を盛り上げようと意気込んだ時期があったのですが、阿保工人&津軽こけし館&一部のお客さんの中でのブームとなったもののその後、他の仕事が忙しくなったり、東日本大震災等があり、館内BGMはそのままにしつつ、たまに製作依頼を受けない限りはしばらく製作は縮小してあまり製作しなくなっておりました・・・(笑)
こちらの2010年モデルもリクエスト等があれば再制作も検討中します♪