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津軽こけし館、ワゲモノの放課後⑦ 「小島さんと金ちゃん」その壱

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2012年12月、小島工人と市役所に地元の有志の方と製作した双子のジャンボこけし「もみじ」と「かえで」を寄贈しに行く用事があり一緒の車で行動していた。


寄贈式を終え、帰りの車内、最近のこけし館やこけし業界の事について話をしている時に言われた言葉


「タクローよぉ、おめぇはこけし館にいなきゃいけないぞ~(笑) やっとここまできたんだからよぉ~、…よし!今度はワァとタッグ組んでどっかにイベントに行くべし!そして今日の寄贈式の直会(飲み会)オメェも来い(笑)!」


「いや、まだ15時ですよ(笑) そして、仕事まだ沢山あるんで今日は無理です…(笑)」


と今日はごめんなさいと断ったのを覚えている。酒をあまり飲まない小島さんが飲み会に参加する事は珍しく、さらに「一緒に飲もう」と誘ってくる事はめったになかった。
飲み会には参加せず夜遅くに帰宅してから飲んだビールの味。
あれだけ怒られた事がある小島さんから言われた褒め言葉は本当に嬉しく、その日のビールはとても美味しかったのを覚えている。


そして、その次の日、小島さんが亡くなったと聞いた。



怒られまくって、一緒に笑いあった小島さん。
今現在、工人となった娘の利夏工人に「こけし館に来た最初の頃、お父さんからめっちゃ怒られたわ(笑)」と話しをすると、「最初の頃は、家に帰ってもヤマダがヤマダがとブツブツ文句言っていたんだけど、年を経るごとにタクローがよぉ~と楽しそうに話すようになってさ(笑) たぶん、だんだんメゴく思えてきたんだびょん(笑)」と。


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小島さんはとにかく「フェスティバル、フェスティバル…」と普段から言っており、昔から繋いできた経緯もありフェスには特に思い入れが強かった。
亡くなった翌年の26回目のフェス、たまたま亡くなる前に津軽こけし館に持ってきてくれていた6体の同型こけしがあり、参加工人にそちらの形状に合わせて小島さんの名前から一文字使わせてもらい「幸」をテーマにしたこけしをイベントの記念セット品として販売した。またフェスに合わせた同時企画として小島さんの作品展示会も開催。


小島さん、晩年お互い気付いていたと思います。
なんであんなにぶつかったか。きっと同じだったんだと思います。

佳樹さんが亡くなって、小島さんは工人会の会長になり、何とか自分がこけし館を守っていかなきゃと思っていた事。
自分も同じ気持ちでした。シャッター閉めたくなかったんです。

いつか山ほどこけしの話を持っていくので、その時ゆっくり飲みましょうね。
亡くなった後もいろんな事があって、小島さんに教えたい事一杯です。
いい加減にしろ!とカミナリ落とすまでひたすら喋りまくりますから。



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小島さん亡き後、2013年10月の工人フェスに合わせて開催した追悼展示会。全国各地のこけしファンの方や東京こけし友の会の方に協力を頼んで開催。



「ガハハ!良くやったさすが社長!●×△◆・・・」
(実際はこけし館部長)

と半分何を言っているのかわからなかった金(きん)ちゃんこと、阿保金光工人。

自分でお客さんとやり取りするのが苦手だった金ちゃん、こけし絵日記を始めて一番注文件数が上がった工人さんでもあったと思う。

金ちゃん喜んでくれた顔が忘れられない。

「金ちゃん、こんな注文きた!」

と注文書を持って行くと、

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「オメだぢ、よぐやった!ガハハ!!●×△◆・・・」


とシワくちゃな顔で笑って喜んでくれるのが嬉しくて。

微力だけど自分たち若いスタッフが力になれていると感じられた事が頑張る気力になった。

そんな金ちゃんも、2015年に亡くなってしまった。



つづく




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あとがき その壱
※また長くなりあとがき書くため2話編成に・・・(笑)


2012年春、2回目の福島県土湯温泉「志縁」のためのチャリティーこけし活動終了後・・・。

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2012年夏、2回目のチャリティーこけし企画を終え、こけ宿、蔵王高湯系阿部進矢さんの展示企画など新たな試みをプラスして行ったポケットこけしパーク2nd。


1回目よりパワーアップしてポケこけ2ndも開催。
そして、ポケこけ以外にも、津軽こけし館の3人は春から相変わらずバタバタの中お仕事していた。


ヤマダ的思い入れがある出来事少し紹介。

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津軽の風景画、馬の絵、十和田/奥入瀬などの油絵約30点の展示。2019年頃までずっと開催してくれていたが去年と今年はコロナで中止に。

『高橋憲悦絵画展~一期一会を一枚の絵に~』
マッキーの馬術部OBの方に協力してもらい開催した“馬の絵の展示会”を見に来た高橋さんという地元黒石出身の画家の方が自分の絵も飾ってみたいと相談を受け開催。


現地で開催したイベント以外の話しで言うと、青森の人気食べ歩きブロガー 津軽ジェンヌさんと、地元のりんご農家みの農園さんに声をかけて、期間限定で作った 津軽ジェンヌプロデュース「うまうまアップルパイ」を共同開発のうえ販売。

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※2012年春頃から津軽ジェンヌさんや、県内の食べ歩きブロガー、地元農家さん、新聞社の方達にも企画協力してもらい、何度かのミーティングと試作を重ねて、共同開発「うまうまアップルパイ」。

黒石出身の黒石愛にあふれた津軽ジェンヌさん♪
津軽こけし館にもイベントに合わせて良く来てくれる方で、こけし写真をニヤニヤして撮影していってはブログで紹介してくれる♪
ポケこけの時に同時開催しているアタシのこけしルームへようこそ企画へも定期的に協力してもらっている。





そして、秋時期。
津軽こけし館スタッフ的にはカオスな時期に・・・(笑)
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第25回全国伝統こけし工人フェスティバル。
この年位から初日には100名位の長蛇の列が・・・





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確か社長に「3人で挨拶しろ~(笑)」と言われて、急遽スタッフ3人で舞台の上で挨拶した時の写真(笑)左からマッキー、さっちゃん、自分。

10月20日(土)21日(日)に全国伝統こけし工人フェスティバル開催。
そして翌週、自分は青森にはおらず・・・



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高円寺フェストークイベント。自分と山谷レイさんと司会は当時はまだお店を始める前だった、西荻イトチの伊藤ちえさん。

10月27日(土)、28日(日)
MY FIRST KOKESHI!〜はじめての伝統こけし〜in 高円寺フェス2012。
知り合いになった人に手伝ってもらい何とか販売対応したけど、このイベントも朝から行列ができ会計が凄い列に・・・💦
なんとか無事に終了して、レイさんが一度乗ってみたい♪と言っていたこの年で運休する予定だった寝台特急あけぼので帰路、青森へ。
ホッと一息。。。。



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千葉県流山市。江戸川大学駒木祭(大学祭) ~いまわたしたちにできること「福幸志縁」~、津軽こけし館ブース。
元プロドラマーの経歴を持ち、自分が大学時代所属していた軽音部の顧問を務めつつ、専攻していた観光レジャーの先生でもあった恩師が、江戸川大学で観光を教えており、その縁で大学の文化祭でこけしや青森のりんごなどの物産販売、こけし絵付け体験することに。

・・・する間も無く(笑)
高円寺フェスから帰ったのが月曜日、戻ってきた荷物を開封しつつ、追加で入荷した作品を新たに詰めなおし。
水曜日には再発送し、木曜日にはまた新幹線で今度は阿保ムッチーと千葉県はヤマダが好きな新選組局長近藤勇が亡くなった場所、流山市に。

第6回 江戸川大学 駒木祭 ~いまわたしたちにできること「福幸志縁」~
11月2日(金)、11月3日(土)に阿保ムッチーと現地出店参加。
そして。。。。


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巣鴨 とげぬき地蔵尊高岩寺。「とげ抜き」=ここの和尚様は禁煙の先生でもあり、タバコは絶対禁止(笑)。
喫煙者ヤマダに禁煙と描かれたウチワをある夏100枚位送ってきてくれたことがあった・・・(苦笑)

江戸川大学から帰って来た後、再度の荷物開封&詰めなおし。
東京巣鴨 とげぬき地蔵尊 高岩寺 信徒会館で11月10日(土)~14日(水)開催されたイベントに出品。
六知秀工人と正文工人、六知秀工人の奥様が現地出店。自分は喫煙者のために(笑)、現地入りは出来なかったが六知秀工人(←このイベントに参加するため&ちょうど孫が出来たので…という事で六知秀工人はこの時から禁煙、そして、成功して今に至る)、正文工人以外の津軽系工人作品とこけしグッズを巣鴨イベントへ出品。

・・・魔の10月から11月(笑)





そして、マッキー。
2012年はそれまでの馬車運行は、土日やイベントの時の運行だったけど、日曜日とイベント日のみの運行にした3年目。
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2012年6月22日から700株のシャクヤクが咲く津軽こけし館から車で10分。虹の湖で開催された“虹の湖しゃくやく祭り”

5月にはりんごの花を見に行く馬車企画なども行っていたが、この年新たに新緑の時期に自分達の会社で公園内の一部施設を管理運営している津軽こけし館から車で10分、大きいこけし滑り台がある道の駅 虹の湖公園で見頃を迎えるシャクヤク馬車を運行するがために「シャクヤク祭り」をマッキーは企画。
メインはもちろん「シャクヤク馬車」
・・・ということで企画したのは良いものの、その後、期間中に2回ある日曜日、そのどちらにも外部イベントへの出張馬車の依頼が来て今後の出張馬車の宣伝を兼ねて馬車はそちらにいく事に。。。ただ、日曜日に何も出来ないとイベントっぽくなら無いという事で・・・・



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たしかその時急遽入って来た出張馬車運行の場所は青森県の西海岸の町。
鰺ヶ沢でのイベントへの出張馬車。テレビとかでも良く紹介されていた今は亡きブサかわ犬「わさお」とお馬の凛ちゃん(笑)

日曜日含めて期間中、シャクヤクの花に見立てたシャクヤクアイス販売、その頃から仲良くなっていた今では津軽こけし館でイベント開催するとき頻繁に出店してくれている中国政府認定茶芸士/評茶員のリカコ先生に出店協力、弘前大学のスティールパン部という珍しい南米の楽器を演奏する部活の子達に出演などしてもらい、日曜日馬車不在でもシャクヤクの花とサブイベントや企画のみで乗り切ることに。。。

が!改めてだけど企画をした本人が出張馬車で不在(笑) 

出店や出演してくれる人達のセッティング等をサポートする人、誰か現地にいて進行する人がいないとさすがにマズいとなり、
「・・・・自分しかいないじゃん(笑)」とシャクヤク祭りを応援しに行く事に。

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シャクヤクっぽい。。。シャクヤクアイス!営業時代の日曜日。
伝承工芸館軽食コーナーで焼き鳥屋台含め、かき氷やソフトクリームを作っていたので多少は経験アリ♪

何度かシャクヤクアイス練習のうえ作ったが、まぁまぁ・・・何とかなった。
が、自分にも津軽こけし館での仕事があった訳で、主要な時間は虹の湖公園にいったけど、アイスを常時販売するには人手が足らず、昔、喫茶店経営してその喫茶店の店頭でアイスクリームも販売していた事がある自分の母ちゃんに「頼むっ、ババヘラアイス作って💦」と手伝ってもらい、自分の母ちゃんをババ扱いして、ババヘラアイスをシャクヤク風に盛り付けて売り子として販売協力してもらった(笑)



そして、秋時期には「馬」の一大イベント。
2回目となる黒石温泉郷秋のうまっこカーニバルというイベントをマッキーが企画。
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津軽こけし館本体ではマッキー出身の馬術部OB一戸さんの馬の絵の展示会「津軽野馬展」が同時開催されていた。

確かこの時も、イベント会場近くにフードコーナーを設置したいけど、売るものがあっても売る人がいないって事で

「・・・また、頼めないですかね?(笑)」というマッキーの頼みで、

「頼むっ、今度はキノコ汁と焼きそば手伝ってやってくれ💦」
とまたしても自分の母ちゃんに売り子を頼んだ記憶がある(笑)

自分もイベント現場を軽く見に行ったけど、津軽こけし館本体も紅葉時期でお客さんが沢山来ている訳で、マッキーが馬車の際はさっちゃんと自分2人で津軽こけし館を切り盛りしておりコチラも大変だった。

ちなみにこの翌週、先に紹介した工人フェスへと続く訳で津軽こけし館スタッフ的カオスウィークの幕開けイベントだった(笑)




そして、工人フェスが終わった翌週の10月末。
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凜ちゃんハロウィン仮装馬車運行に参加したチビッ子達。近所の住民たちにも協力してもらいお菓子を渡すのに協力してもらった。

10月27日(土)、28日(日)には馬車のイベントで地元のチビッ子達を集めたハロウィン仮装馬車運行を行っていた。
この時ヤマダは遠く離れた東京高円寺で格闘中。
さっちゃんこけし館で阿保さんの奥さんに手伝ってもらいながら別のイベントで格闘中。




そして当時19歳のさっちゃん。
無茶してイロイロ始めちゃったり、無謀なスケジュールをギリギリでこなす先輩方。
見習ってもらい(笑)さっちゃんにも何かしらやってもらわなきゃ・・・という事で、入社して、9か月位の2012年年明け。
3か月位の期間で5回に分けて、たくさん古いこけしを寄贈してくれた柳田さんと言う方の中古こけし展示企画をやらせてみた。
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2012年1月から3月まで開催した柳田家コレクション展。


確か900本位のこけし。
さっちゃんには作者名を調べてキャプションを作らせて、その他イベントのチラシ製作、ブログでの宣伝、マスコミへの情報発信、そして取材対応などをやってもらった。




まだ19歳とか20歳という年齢的な問題もあっただろうけど、自分から考えたり企画するのが苦手だったさっちゃん。

「あんまりお金かけずともお客さん楽しめたり、集客に繋がったりする事出来るはずだから自分でも考えてみな♪」という話をした際、

「う~。。。例えばどんなですかね・・・?💦」っていう話から、ちょっと考えて思いついて言ったのが、

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チビッ子わくわく冒険キャンプで開催した事があった伝承工芸館やこけし館を回り、クイズや問題を解いていく探索ゲーム。

「う~む。。。2階の有料展示室とか、幼稚園とか小学校低学年の子達が見てもたぶん飽きちゃってるじゃん・・・?例えば、2Fに飾ってある4000体程のこけしの中の1体の写真を1階に貼って、“2階有料展示室に飾ってある作品の中から写真のこけしの作者の名前を探して見つけたら津軽こけし館オリジナルの達磨シールを1枚プレゼント!” みたいな感じでやったりすると、チビッ子とかでも少しは楽しめるんじゃないかな♪」

「さっちゃんにも協力してもらったチビッ子キャンプでもそれ系のイベント結構人気だったでしょ♪ 写真一枚とって、プリントアウトして、ちょっと説明書き加えるだけだから簡単だし、お金もかからないしとりあえずやってみな♪」とさっちゃんにやらせてみた。

確か、定期的に対象の1本のこけし写真は替えたりすれば、年に何度も有料展示室を見学しない地元の人でも何度も来てやってくれるかもね♪と付け加え、さっちゃん担当で「4000分の1」とか「こけしクイズ」ってタイトルでプチイベントをやってもらった。

そして、定期的に探す1体のこけしを変えて1年~2年ほどやってみた結果。
思った以上に好評で、子供以外にも大人やカップル、年配の方でも結構楽しそうにやっている。。。(笑)

・・・コレ。
もうちょっとパワーアップして本腰入れて問題作ったら新たなこけし館の魅力になるかも。。。

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毎年春、夏、秋、冬。
2014年春から“こけし探索ゲーム こけし探偵”が始まり、毎年、問題を入れ替え、現在回を重ねてseason30の開催に至る。

と、さっちゃんに預けた企画を、酷い上司ヤマダが奪い返して(笑)
パワーアップさせて、2014年春からこけし探索ゲーム「こけし探偵」が始まった。





さらに、ポケこけ開催前。
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確か何かのイベントの時に客寄せに外でわら細工の実演を頼んだが、クマさんピクリとも動かずほぼ黙って座ってた(笑)
マネキンかと思ったわ♪(笑)という会話からクマさんと仲良くなったお客さんがその後送ってくれた写真♪
昔はずぐり独楽の縄などクマさんに編んでもらって販売していた。

現在のこけし雑貨コーナーの場所には、もともとわら細工の職人、熊沢一(はじめ)さんこと通称クマさん、というわら細工職人のおじいちゃんが居たのだが、高齢になったため引退し津軽こけし館には1部屋空いているスペースがあった。


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今は亡きクマさん。元々伝承工芸館のわら細工工房で黙々とわら細工を作っていたけど、「高齢になってきたし、一人で具合が悪くなって倒れたりしててもいけないから、タクロー!お前がいるこけし館へ引っ越しさせる(笑)」と社長から言われてこけし館の一室に2009年頃にお引越ししてきた。現在はこけし雑貨部屋にしている場所は10年ほど前はこんな感じだった。

その空きスペースを何に使うか。
その当時、仙台こけしぼっこさん作品から始まったこけし雑貨の取り扱い以外にイベント出店等で知りあったこけし雑貨作家や、可愛らしいこけしグッズを扱っている業者さんとも知り合いになっていた事もあり、こけし雑貨と民芸品を扱うコーナーにすることに。

そして、そういった女子が好きそうな雑貨関係を扱うには同じく女子の感覚が必要ということで、マッキー中心に作家さんに声をかけたりして作品を集めていたけど。。。
空きスペースの部屋の名前などさっちゃん担当で決めてもらう事にしてに、2012年7月、2回目のポケこけ開催に間に合わせてオープン。

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2012年7月。さっちゃん命名「こけし雑貨」と「民芸品」のお店ということで「コ」と「ミン」を合体してcominに。

オープンした部屋の名前はさっちゃん命名「comin(コミン)」
その時、自分はこけし館部の部長に昇格しつつ、マッキーも昇進しこけし館の店長になっていたが、「cominに関してはさっちゃんが店長ね(笑)」という事で、当時19歳のさっちゃんをこけし館独自人事(笑)でcomin店長を命じて管理してもらった。




そんなさっちゃん。
とてもまじめで良い子。
だけど、自分から何かを始めたり、こんなのやってみたいです!という感じの子ではなく、どちらかというと頼まれた事を一生懸命やるタイプ。

だけども、観光施設に勤務してモノを販売したり、イベントや企画を実施しているものとして
「何か新しい事を始める」「自分から何かを始める」そんな話題性作りや企画力や実行力。

そういったことも職種柄必須項目でもある訳で、何とか自分からそれらを切り開いて出来る子になって欲しく、ある程度道筋をつけてあげつつ何度か試してやってもらった。

自分の経験上、たぶんマッキーなんかもその楽しさの渦にハマっているはずだけど。。。
一度やってみればコツがわかったり経験ができ、自分で考えたり準備したものが上手くいったりすると、この仕事の楽しさや面白さ、嬉しさを味わえたりする訳で、そうする事で次への意欲となりつつ、次のイベントでも経験を元にもっとうまく出来てさらに次に繋がる。。。

そんな感覚を知っていただけに、得意では無いにしろ少しでもいいから軽く道筋をつけてあげた中でその楽しさや面白さをわかって欲しい。という事でやらせてみるが、元々の性格だったり、言葉では教えにくい部分なので教える人の上手さやそうなるように持って行く手段によるかも知れないけど、
「言われてやっている仕事や企画」から「自分からやってみる仕事や企画」へ進化させるのは難しい訳で。。。


・・・けど、そもそも19歳だし(笑) 性格的にもまだそういった部分は期待したりするのはちょっと早いかな・・・(笑)
何より今でもとても頑張っている。
コツコツ。。。ちょっとづつ。。。
そういった部分も出来たり、自分からやってみたいと言ってくれるようになってくれたらな・・・♪と思っていた。





そして、2012年秋。
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2011年秋から始めたこけし雑貨イベント。初めて開催した時はハロウィン時期と重なるという事でこけし雑貨とお菓子=フェイクスイーツ雑貨を集めた“おかしなこけしな雑貨展”というイベントを開催する。主にマッキーがこけし雑貨作家を集めて、自分は全くツテが無かったフェイクスイーツ作家をネットで探してフェイクスイーツ協会?的な団体さんを見つけてそちらに連絡して作家さんを紹介してもらった。

前年から開催した、現在の「秋の味覚なこけし雑貨展」の前進となるこけし雑貨イベント。
2回目となる雑貨展はお菓子ではなく、志田菊広工人のキノコなこけしがこの当時人気に火がついていた事と、秋にピッタリな素材ということで「キノコ」をメインテーマにしたイベントにしたらどうだろうとの話しから、「きのこなこけしな雑貨展」というタイトルにした。

そんな“キノコ”をテーマにしたイベントにしようと決めた後の話しでマッキーが言い出した。

「自分が作家さんに声かけますけど、会場のディスプレイやPOP関係はさっちゃんに今回製作担当やってもらいましょう♪」
「チラシ製作やデザインしてくれる人とのやり取りも自分じゃなく今回さっちゃんにやってもらいましょう♪」

そんな感じで言っており、道筋はある程度1回目の開催で出来たけどまだ2回目。
マッキー=雑貨が元々好きだったので自分好みの作品や作家さんを見つけて、その人の作品を自分なりに可愛くPOP作って紹介したり、ディスプレイして今回も紹介したいんだろうな~と思っていた訳だけど、声掛けだけでディスプレイや準備はさっちゃんにやってもらいましょうと、ちょっと意外な事を言われた。


まぁ、マッキーも馬車イベントの準備もあるし・・・・バタバタだろうしなぁ・・・(笑)と思い

「マッキーがそれで良いなら、良いよ(笑)」って事でさっちゃんに担当をしてもらう事に。



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さっちゃん頑張って可愛らしくまとめた雑貨展♪ちなみに準備やり遂げたのを見届けて雑貨展開催初日の朝からヤマダは高円寺フェス2012へ出発。


準備の時、確かさっちゃんがどんな感じでディスプレイするか迷いの渦に入り込み・・・

「佐々木(マッキー)さん。。。どうしましょう・・・(苦笑)?」

と困って助けをマッキーに求めていた時、

「う~ん・・・(笑)ダメ♥さっちゃん自分で考えてみよう(笑)」とあんまりアドバイスしてあげてなかった(笑)

いつもはこうしたらいいんじゃなかな、あとはこうしたり・・・と教えてあげて、ネタやヒントを提供してたけど。。

「・・・・? なんだかマッキー今回は厳しいな・・・(笑)」

と思いつつ、さっちゃんは頑張って準備して、高円寺から帰ってきた後、マッキーのハロウィン馬車。さっちゃんの雑貨イベント。
自分の高円寺フェスそれぞれの様子を話しながら、次の江戸川大学イベントへ向けての準備作業を遅くまで3人でやった。






そして、この時期ちょっと申し訳ないなぁ・・・と思っていたことが一つ。

ポケこけが軌道にのり始めた事もあったけど、小寸こけしを求める方が多いので、全体的に津軽こけし館で扱う作品が徐々に小さい10cm前後の作品を中心に扱うようになっていた。
そんな中、月に1~2度良くこけしを求めて遊びに来てくれる秋田在住、50代位の男性こけしファンNさんという方が居て、その方は8寸や1尺サイズのこけしが好きな訳で・・・

「何か大きめな作品入荷したりしました?(笑)」

と良く来てくれるのだが、なかなか紹介出来る作品が無く、「また来ますね♪」と手ぶらで帰らすことが何度か。。。

そんな背景もあって、何かNさんのために大きめの作品扱う企画とかやれないですかね?とマッキーが言い出し、毎月1日、県外工人3名の6寸、8寸、1尺を販売する月替わりこけしコレクション「月コレ」初代バージョンを始めることに。

そして、出だしの1か月分とか2か月分を工人さんに手配した後、
「月コレ、次の分からさっちゃんに手配担当してもらいましょう♪」とマッキーが提案していた。

「・・・そうしようか♪」

と返事した。

・・・・・ん?

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※2012年11月頃に準備を始めて、2013年1月から始めた初代バージョンの月コレ。
2年位つづけたが、こけしが人気になるにつれて工人さん達が頼んでいた納期までに作品をなかなか作ってくれなくなってきて、実施してから数か月後、3人の作品ではなく毎月1人か2人の工人作品に切り替えて実施。だけど1日になっても1人分も作品が届かない事があり(苦笑)、日付を決めた販売企画としてやるのは厳しいとなり2014年頃月コレ企画中断。
そして、2018年7月から形を変えて復活。現在の津軽系こけし工人が作るオリジナルこけし企画「月コレ」に至る。


確かにマッキーや自分、色々やる事あってフル回転状態だけど。。。
いつも数回やってみてもうちょっと道筋を付けたら、コツコツさっちゃんにやり方を教えてやらせてたような。。。
なんだか秋頃から妙にさっちゃんにやってもらいましょう♪が多い感じが。。。


・・・・。
・・・・・・。
・・・・・・・・・マッキーなんか変だな。


つづく。





by tsugarukokeshi | 2021-09-03 23:23 | ヤマダ絵日記 | Comments(0)